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ブリキ缶建造記

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主に1/700艦船模型の制作記録

カテゴリ:吹雪1930(中断)( 6 )

■煙突の組立て・塗装

前回の更新からあまり進捗しておりませんが、煙突部品を船体に取り付けました。塗装は8割程度の仕上がりで、まだ不完全です。
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伸ばしランナーを使用して蒸気捨管と警笛管を追加工作しています。
ジャッキステーはキットの部品にヘアライン状にモールドされていましたが、部品整形の際に全て削り落としてしまいました。今回はジャッキステーを省略いたします…。

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今回の「吹雪」も、舷側の艦名文字は手書きです。
白色はターナーアクリルガッシュのミキシングホワイトを使用しています。
アンカーレセス周辺の錆びや排水管下部の汚れなどもこの段階で描きこんでいます。
船体中央舷側と、船首楼舷側とで塗装の色調をあえて変化させましたが、単なる色ムラにしか見えないかも…(汗)。自分のイメージした理想の塗装仕上がり状態と、実際の模型とではまだまだギャップがありますね。そのギャップを少しでも縮めることが今後の課題です。
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by minekaze1920 | 2013-01-27 21:48 | 吹雪1930(中断)
■船体・甲板の塗装

正月休み中は、ちまちまと塗装作業をしておりました。
まだムラが多く不完全な状態ですので恥ずかしい限りですが、現状はこのような感じです。
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リノリウム甲板は、タミヤアクリルXF-79 リノリウム甲板色を使用しています。船体はXF-75 呉海軍工廠グレイをひととおり塗った後、XF-53 ニュートラルグレイを塗り重ねています。

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リノリウムの被覆範囲は推測です。正確な範囲を判別できる一次資料を持ち合わせておりませんので…。
「綾波」型の写真に見られるように、「吹雪」も魚雷運搬軌条の間にリノリウムが張られていたかもしれません。

さて、筆塗り作業は楽しいのですけれども、時間をかけた分だけ仕上がり結果が良くなるかというと、実はそうでもなかったりするので、いつもジレンマを感じております。
筆ムラを目立たなくするために何度も重ね塗りする訳なんですが、塗り重ねた分、塗膜が厚くなってしまいますので、どの程度塗り重ねるのかという見極めが重要になっていきます。
私自身は少し塗り足りない位が丁度良いかなと思っています。でも、これは制作者の好みの問題ですね。


話は変わって、最近「メタルルーペ」というものを購入しました。
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要するに20倍/10倍の拡大鏡です。価格は1,500円程度。
これを直接覗きながら細部工作や塗装などを行うのは極めて困難ですが、キットの細かい部品の検品や、塗装前の部品表面下地状態の確認、塗装後に“ほこりかみ”がないか塗膜をチェックする際などに便利です。
カッターマットの桝目が1cmですので、おおよその大きさがわかるでしょう。コンパクトサイズなので作業台に置いたままでも邪魔になりにくいです。
これが無くても模型は作れますが、あった方が便利な道具のひとつですね。
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by minekaze1920 | 2013-01-06 15:32 | 吹雪1930(中断)
■艦橋部品の工作

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《下部艦橋(画像右)》
実艦写真を参考に、舷窓を0.5mm径のドリルで掘り込み、舷灯・空中線引込筒・給排気筒などをプラ材にて追加しました。
右舷下部の扉には、ジョー・ワールド製エッチングパーツを使用しました。

なお、「吹雪(特型I)」型の実艦写真資料を見ると、同型艦で舷灯の装着位置に違いが見受けられます。
羅針艦橋の両舷に舷灯がある艦は、「初雪」「深雪」「叢雲」(I型後期艦)。
羅針艦橋より下方にある艦は、「吹雪」「白雪」「東雲」「薄雲」「白雲」「磯波」(I型前期艦)です。

《羅針艦橋(画像中央)》
艦橋内部は双眼鏡などをほどほどに追加工作しました。
前檣主柱の貫通穴が大き過ぎるため、プラ板で閉塞。
「初雪」の図面を参考に、信号所甲板の平面形を0.4mm厚プラ板で修整しました。
羅針艦橋後方のブルワークが省略されているので、真鍮板(適当なエッチングランナーを加工利用)で追加しました。

《天蓋・上部艦橋(画像左)》
キットの天蓋部品の窓枠部分を削り取り、エッチングに置き換えました。使用したエッチングパーツの詳細は、ジョー・ワールド製の「精密窓枠 Ver.A」で、H=1.1、P=Sのものです。実艦の窓枠の間隔は均一ではありませんが、模型で忠実に再現するのは諦めました。

▼バランス確認のため、各部品を仮組してみました。
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ここでミスを発見、舷灯の取付位置をもっと前方寄りにするべきでした…。後で修整するかどうか検討中。
それから、天蓋部品の厚みがちょっと気になります。窓枠のエッチングを付ける前に裏側を薄く削っておいたのですが、中途半端だったようです。

艦橋内部を塗装して天蓋と羅針艦橋部品を接着後、上部艦橋部分のディテールを追加工作する予定です。
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by minekaze1920 | 2012-11-30 19:44 | 吹雪1930(中断)
毎年この時期は業務多忙で、趣味の模型制作は滞りがちになってしまいます…。

■上甲板の追加工作

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魚雷運搬軌条(※)はキットの凸モールドを削り取り、伸ばしランナーと0.1mm径の金属線で再現しました。
模型的に細過ぎる気がしないでもないですが、実艦写真(舞鶴工廠入渠中の陽炎型駆逐艦「不知火」の写真が鮮明でわかりやすい)の印象では、これ位の細さが妥当だろうと思います。

特型駆逐艦に関しては、各型式をタミヤのキットにていずれ制作してみたいと考えております。それで、同型艦をコレクションする前提でキットの魚雷運搬軌条モールドをどう処理するか、軌条を作り直す手間と精度の確保も含めて結構悩みました。
また、縞甲板とリノリウム押さえ金具の表現は手間がかかり過ぎるため、省略することにしました。

このブログで以前紹介した岩重氏の著書でも語られているように、“コレクションモデリングのためのトータルマネジメント”の難しさを実感しております…。


さて、当制作記事内でたびたび出てきた“0.1mm径の金属線”ですけれども、現物はこれ。
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オーディオ機器同士を接続するケーブルの芯線をばらしたものです。
正確な材質は不明ですが、模型利用で加工してみたところ洋白に近い感じです。銅線よりもコシが強く扱いやすいですね。ただ、そのまま放置しておくと結構錆び易いので保管には気を使っています。


(※)注記
資料によっては“魚雷運搬軌道”と解説されることがありますが、模型を制作する場合の用語として、“~軌道”はレールの道筋、“~軌条”はレールそのものを指し示すことといたします。
“爆雷投下軌道”と“爆雷投下軌条”の使い分けも同様です。
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by minekaze1920 | 2012-11-25 22:57 | 吹雪1930(中断)
■艦首甲板の追加工作

▼駆逐艦以下の小艦艇の場合、キャプスタンが1基のみですので、錨鎖は大抵画像のような感じで片方をライジングビットに巻きつけて固定されています。
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▼甲板でなく舷側にピントが合ってしまいましたが…。
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錨鎖の表現に使った素材は、以前こちらで砲艦「勢多」の制作でも使用したことのある“エアコン配管用PVC製テープ”を細切りしたものです。表面の凸凹で鎖のように見えるでしょうか…?
理想的には、1/700のスケールに見合った“超・超極細の金属製チェーン”が模型メーカーから市販されればとても有難いです。既存の超極細チェーンでもオーバースケールですので…。でも、細過ぎて(技術・コスト的に)製品化が困難なのかも知れませんね。

艦首舷側のフェアリーダーには、ジョー・ワールド製のエッチングパーツで一番小さなサイズのものを用いました。う~む、これでも若干オーバースケールのように感じます。


■艦尾甲板の追加工作

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こちらは全てプラ材工作です。1930年代の「吹雪」そのものズバリの図面は残されていないようですので、同型艦の図面を参考に多少アレンジを加えました。当時の「吹雪」の爆雷投射機はY砲ではなくK砲ではないかと思われます。
『軍艦メカニズム図鑑 日本の駆逐艦』の92頁に、同型艦「初雪」の艦尾甲板詳細図が掲載されておりますが、爆雷運搬軌道のラインが1本から2本に分かれる珍しいものでした。
岩重氏が著書のなかで、“(吹雪型の後甲板は)こだわらない方が無難”とおっしゃっていましたが、いろいろ手元の資料を調べていくうちにその理由が何となく理解できました。同型艦とはいえ、個艦ごとに細かい違いがあるので模型で再現しようとすると深みに嵌りそうです…。

艦尾舷側のフェアリーダーにエッチングパーツを使用しなかった訳は、実艦では片側がコロ付きの特殊な形状であるためです。まあ、1/700でそこまでこだわる必要もないだろうとも思いますが…。(^^;
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by minekaze1920 | 2012-11-05 23:58 | 吹雪1930(中断)
タミヤ製キットを使用し、特型駆逐艦の一番艦、「吹雪」の1930年時を想定して制作開始しました。
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このキットの初版発売は1972年です。40年前の金型をメンテナンスしながら現在まで継続生産・販売していることは凄いことです。今回使用するキットは数年前に生産されたと思われる製品ですが、部品状態は良好とはいい難いですね。(^^;
タミヤさん、そろそろリニューアルしても良い頃だと思いますが…。


■船体の工作準備

前置きはこれ位にして、まずは船体部品の下拵えからはじめます。
シンプルでいろいろと手の入れ甲斐のあるキットです。
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現在までに行った主な作業を列挙しておきます。

 ・舷側の艦首付近のヒケ、甲板にあるダボ穴のパテ埋め
 ・アンカーレセスと舷窓の掘り込み
 ・甲板上の絡車や魚雷運搬軌条などのモールドを削除(後で作り直し)
 ・ボラードを0.5mm径プラ丸棒で作り直し
 ・船首楼後端部のブルワークを薄く削る
 ・機銃台座基部が高すぎるので低く切除
 ・繋船桁を伸ばしランナーで追加

このあと、甲板の細かい艤装品の追加や、上部構造物部品の整形作業を進めてまいります。
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by minekaze1920 | 2012-10-21 09:11 | 吹雪1930(中断)