ブログトップ

ブリキ缶建造記

ddminekaze.exblog.jp

主に1/700艦船模型の制作記録

足摺1943 その四

■船体の塗装

給油艦「足摺」の実艦に関して、個人的に特別な思い入れはありません。模型制作上で試してみたい手法の確認と素材の試験艦として、当初から制作しております。
制作記 その二」で紹介しました、“エアコン配管用のPVC製非粘着テープを二枚重ねて接着し、錨鎖として表現する”、「制作記 その三」で紹介済の、“ポリプロピレン製透明粘着テープを二枚貼り合わせて接着、艦橋の窓ガラス表現とする”などがそうです。

本来、そういう試験艦としては駆逐艦が相応しいのですが、逆に駆逐艦全般に思い入れがあるため、気軽に試してみるまでにはなかなか至りませんでした(苦笑)。まあ、良さそうなアイデアがあれば、事前準備を怠らず大胆に実行してみることが大事ですね。成果は力量と実行力を掛け合わせたものです。アイデアがいくら優れていても、実行力がゼロならば成果もゼロです。


本題の船体の塗装です。今回は下地塗装として、画像の「Mr.マホガニー サーフェイサー 1000」を使用してみました。
e0198074_16103721.jpg

今までは、タミヤの瓶入りサーフェイサーを永らく使用していました。ライトグレイ色でプライマー入りですので万能品ではありますが、明るい成型色の部品に塗る場合、透け防止の観点ではあまり効果的ではないことと、塗ったところと塗っていないところの見分けがつきにくい(結果、塗り忘れる)点が少々気になっていました。
昨年頃より、色付きの瓶入りサフが各種発売されるようになり、もっけの幸い、試してみようと約半年前に購入しておいたものです。

実際に模型に塗ってみた結果、普通のMr.カラーとあまり変わらない感じでした…。水性アクリル塗料と比較すると筆ムラになりやすく、光沢ムラが顕著。隠蔽力はそれなりに高いと感じました。タミヤの瓶入りサフを塗ったような梨地の表面になりにくい分、細かい傷埋め効果には期待できなさそうです。
e0198074_16155675.jpg

この製品、プライマー入りとは明記されていませんので、金属部品に直接塗るのは避けたほうが無難でしょう。そのため、下画像のようにエッチングパーツを一部使用した自作艦橋構造物には、上記したタミヤの瓶入りグレイサフを塗っておきました。ところが…。
e0198074_16184149.jpg

ここで初歩的な失敗談…。下地のサーフェイサー色を部分的に変えた状態のまま、リノリウム甲板色を塗り進めた結果、船首楼甲板と艦橋構造物のリノリウム部分が異なる色調になってしまいました。
e0198074_16193572.jpg

下地の色を揃えることは重要なのだな…と改めて思い知りました。加えて、マホガニー色とリノリウム甲板色は近似色ですので、塗り重ね回数が少なくても良く発色することが判りました。ライトグレイの下地色では5回位、リノリウム甲板色を塗り重ねる必要がありました。マホガニーの下地色では3回位の塗り重ねで落ち着いた良い感じの色(主観ですが)に仕上がっています。その分塗膜が薄くなりますので、リノリウム甲板の下地仕上げ塗料として、マホガニーサフは有用という結果です。

今回の「足摺」は上甲板が鉄張りという設定で制作しています。船体外舷・上部構造物の色と上甲板の色は若干変えております。画像ではほとんど判らない、微妙な差ですが…。船体舷側や構造物は、タミヤカラーアクリル XF-54 ダークシーグレイです。上甲板部分は、同XF-75 呉海軍工廠グレイを使用しました。なお、甲板の繋ぎ目を意識して、両舷方向に所々控えめに墨入れしています。首尾線方向はうるさく感じましたので、墨入れを省略いたしました。
e0198074_16212033.jpg

[PR]
by minekaze1920 | 2014-11-24 16:42 | 給油艦足摺1943