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ブリキ缶建造記

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主に1/700艦船模型の制作記録

初春1933 その六

■舷側艦名表記を手書きする

キットには素晴らしい品質のデカールが付属しておりますが、そのまま模型に貼り付けると何となく雰囲気が合わない感じがしたので、あえて手書きすることにしました。

▼デカールと見比べながら臨書すれば良いので、文字間隔のバランス調整は容易でした。最初の一筆はライトグレイを使いこれ位薄く塗っています。
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▼もう少し修整する必要がありますが、だいたいこんな感じですね。
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戦前の駆逐艦模型を制作&コレクションする際に、以前から悩んでいたのが“舷側艦名表記をどう表現するか”でした。

ウォーターラインシリーズの駆逐艦キットの場合、艦名文字デカールが付属していない商品もありますし、初期開発キットのなかには書体が変なものも見受けられます。
ピットロード製キットの多くは同型艦の艦名デカールまで用意されていて便利ですけれども、駆逐隊番号がオーバースケールだったり、経年で黄ばみやすかったりするので、ちょっと扱いにくいところがあります。

で、これらの問題を解決するにはやっぱり「手書き」しかないだろう…ということです。
私のように模型全体を筆塗りして仕上げていると、デカールだけ浮いて見えてしまい違和感があるんですよね。
シルバリングとか、デカール表面の光沢や縁の段差の問題もあったりします。
つや消しのトップコートを吹けばいいんじゃないの? という疑問のある方もいらっしゃると思いますが、そもそも当初から吹き付け塗装が出来る制作環境であれば、ここまで筆塗り塗装にこだわることもない訳で…(苦笑)。

手書きをマスターできれば、同型艦デカールのないキットでも好きな艦の戦前状態を制作できる、という目論見もあります。そういう意味で、今回の「初春」はまだまだ習作レベルです。


■40mm単装機銃台座の自作

▼キットの機銃台座部品は、性能改善工事後の平面形状ですので、新造時とするにはちょっと…。
おまけにブルワーク(実艦の手すり+キャンバス張りを模したものと思われる)がやけに分厚いです。
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▼機銃台座自作の簡便法。
以前ここで紹介した本に1/700原寸図が掲載されておりましたので、ドラフティングテープを該当部分に直接貼って形状をトレースし、その後0.3mm厚プラ板に貼り直して切り出しました。
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▼機銃台座の支柱は1.0mm径のプラ棒を使用しました。滑り止めの表現は諦めました。
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■主砲の取り付け

▼実艦写真でも確認できる「俯角制限枠」の取り付けが未了のため、まだ一番砲の砲身部品は接着していません。
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艦橋直前に存在する通風筒は、キットでは小さなキセル型形状の部品が用意されております。
新造時の「子日」の写真ではキセル型形状の通風筒が確認できますので、「子日」を制作する場合は特に問題ありません。
「初春」では就役後の左舷前方よりの写真のみですが、艦橋前にキセル型形状の通風筒は確認できませんでした。
日本海軍の駆逐艦では、同型艦でも通風筒の形状や配置を変更する場合が少なからずありますので、「初春」「子日」もそうであっただろうと勝手に推測し、模型ではキノコ型形状としました。
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by minekaze1920 | 2012-08-05 17:43 | 初春1933