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ブリキ缶建造記

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主に1/700艦船模型の制作記録

初春1933 その四

■船体の塗装

▼先月下旬からちまちまと塗装しており、ようやく8割程度完了しました。
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船体色にはタミヤアクリルXF-75 呉海軍工廠グレイを使用。実艦は佐世保工廠で建造されましたが、模型で佐世保工廠グレイをそのまま使用すると暗すぎる印象なので、あえて呉工廠グレイを使いました。
リノリウム甲板部分は同XF-79 リノリウム甲板色、リノリウム押さえ金具のモールド部分は同XF-57 バフを使いました。
魚雷運搬軌条の塗装は、凸モールドの側面をXF-69 NATOブラックで薄く塗った後、上面を呉海軍工廠グレイにて塗り重ねています。

リノリウム押さえ金具部分や魚雷運搬軌条部分の塗装は、面相筆によるフリーハンド描線です。技量不足のため多少ふらつきが見られます…。筆塗りでマスキングテープを使用するとかえって失敗しやすいため、細部の塗り分けはいつもフリーハンドで行っておりますが、なかなか難しいところです(それがまた楽しいところ!)。

個人的にリノリウム押さえ金具の塗装表現にこだわりはありません。というより、こだわりたくない部分です。今回はキットにしっかりしたモールドが施されていたので、あえて塗装で塗り分けましたが、開発年代の古いキットなどでモールドが無いような場合は、別にそのままでも構わないというか。
その理由は、リノリウム甲板が写っている実艦写真を見てもわかるように、押さえ金具は横方向のみならず、上部構造物や甲板艤装品との境界にも施工されているためです。1/700の模型でこれらをきちんと再現するのはとても困難ですので省略するのが普通ですが、1/350以上の大きい模型を制作する際は留意したいポイントでしょう。

▼数年前に偶然ネット上で拾った画像ですので原典は不明(68K本?)ですが、恐らく水雷艇「千鳥」型の船首楼甲板を艦橋上から撮影したものと思われます。小艦艇のリノリウム甲板の状況がよくわかる写真ですので掲載してみます。
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乗組員の足と比較してリノリウム押さえ金具の細さがわかります。甲板上にある丸窓(天窓)の周囲にも押さえ金具があります。また、手前に写っている甲板要具箱(弾薬箱かな?)は甲板にベタ置きではなく、四隅に台座らしきものの存在が確認でき、非常に興味深いところです。もちろん、12cm砲の詳細を知るうえでも貴重な写真ですね。

▼艦橋構造物も塗装中。これもまだ8割程度の進捗です。
窓枠部分は大雑把に塗り分けただけで、今後きっちりと塗り分けるつもり。
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個人的には、艦橋前のシェルター甲板はリノリウム張りのほうがしっくりきます。残念ながら実艦での状態はよくわかりませんが…。
そういえば、同様に艦橋前にシェルター甲板を有する軽巡「夕張」や「阿賀野」型もリノリウム張りですね。だから新造時の「初春」「子日」もこの部分はリノリウム張り、と考えるのは牽強付会ですけれども…。
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by minekaze1920 | 2012-07-07 21:59 | 初春1933