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ブリキ缶建造記

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主に1/700艦船模型の制作記録

建築模型をつくろう

▼遠藤義則著『建築模型をつくろう』
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本書は建築設計業務などで実際に建築模型を制作される方を対象にした専門書です。…いや、マニュアル本というべきかな。書店では建築・製図関連の棚に置いてあるはず。

定価3200円+税。272頁、オールカラー。内容はとても充実したもので、価格相応の価値があるものと思います。
基本の“カッターナイフの使い方”から始まり、模型制作に必要な工具やマテリアルの紹介、実際にいろいろな建築模型を制作する過程を詳細に解説し、最後は模型の写真撮影と編集のテクニックまで網羅されています。

趣味のプラモデル模型を対象にしたガイドブックとしては、野本憲一氏の『NOMOKEN』シリーズが代表的でしょう(私は一冊のみ所持)。本書巻末の参考文献欄にも『NOMOKEN1』が挙げられており、構成的にやや似ている部分が見受けられます。
“『NOMOKEN』の内容を建築模型専門に特化、より深めた本”といったほうが、一般のモデラーにはわかりやすいかも知れません。

本書には建築の専門用語が頻繁に使われています(専門書なので当たり前ですが…)ので、建築関連の予備知識がないと読み進めるのは難しいです。
私自身、建築には疎いですしCAD作図もできませんので、肝心の模型制作手順解説の頁はほとんどスルーして、使用工具や素材、模型撮影の頁ばかり眺めております(汗)。それでも、一般の模型誌に掲載されることの少ない素材・接着剤や工具類の解説は、模型制作全般の知識を深めるうえで大変役立ちます。

ざっと読み進めながら痛感したことは、自身を省みて模型制作の知識や経験が全然足りないなぁ…ということです。
いずれはフルスクラッチビルドで…などと夢想したりもしますが、10年早いかも。まずは市販のキットを確実に塗装して組めるようになることが大事ですね。
キットの改造やディテールアップを行うにしても、出来成りの市販部品をそのまま付けるだけでは創意工夫が足りないし、技術の向上には繋がらないかも知れません。まあ、私がこの場で披露している艦船模型は趣味の一環ですから自身が満足すればそれで良いので、あまり難しく考えすぎてもいけませんね。
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by minekaze1920 | 2012-03-19 23:30 | 書籍