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ブリキ缶建造記

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主に1/700艦船模型の制作記録

「田中式筆塗り」の解説本

▼田中克自著 『田中克自流 飛行機模型筆塗り塗装術』
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以前から「田中式(田中流)筆塗り」という“言葉だけ”は知っておりましたが、具体的にどのような塗装術なのか、筆塗りモデラーとして非常に興味がありましたので、今更ですが購入いたしました。

…いやはや、本書に掲載された作品は、どれも素晴らしい! の一言につきます。
基本塗装から細かいマーキング・迷彩まで全てフリーハンドの筆塗りとは…、まさに「職人技」。いや「ネ申」か。
今まで1/48や1/72スケールの飛行機模型を全く制作したことがない(苦笑)畑違いの私でも、筆塗りでいっぺん作ってみようかな…という気にさせてくれる本です。ハードルは高そうな感じですが。
また、“模型とは立体絵画である”“模型は塗装が命!”などの言葉がそのまま当てはまる作品集と解説内容になっています。

翻って艦船模型の分野では、細部工作の緻密さばかり追求して塗装は二の次…という傾向が模型誌のプロの作品でさえも一部見受けられます。まあ、スケールが一桁違いますのでなかなか難しいところではありますが…。
私自身、今までただなんとなく、明確な考えなしに筆で塗っていた部分もありましたので、本書で模型の塗装に対する考え方を見直すよいきっかけになりました。
ただ、「田中流」をこれから真似しようとは思いません。というかそもそも無理ですね(汗)。

Mr.カラー(いわゆる「ラッカー系塗料」)で美麗に筆塗装するために突き詰めたひとつの結果が、「田中流」だと思います。水性アクリル塗料やエナメル塗料で基本塗装する方にとっては、当然ながら違う塗装法を実践する必要があります。
「田中流塗装術」のキモである箱裏専用パレットや、下地にサーフェイサーを塗らないこと、機体部品を直接手で保持しながら塗装することなど、どれもMr.カラーだから可能なことであって、他の塗料では困難なことばかり…。
箱裏に完全硬化するまで置いたタミヤアクリル塗料を、Mr.カラーうすめ液で少しずつ溶かしながら面相筆で塗ることは可能でしょうが、この場合水性アクリル塗料を使う意味が薄れてしまいます。
水性アクリル塗料は完全硬化してしまうと専用溶剤でも溶け難くなります。タミヤアクリル塗料に関しては例外的にMr.カラーうすめ液で希釈可能ですが、私は溶剤臭が苦手なのであまりやりたくない方法ですね。


さて、良い機会なので次回は私の普段行っている塗装手順をここで紹介したいと思います。
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by minekaze1920 | 2011-06-11 22:47 | 書籍